剣山測候所と四国の雪崩
かつて剣山山頂には富士山頂に次ぐ、日本で2番目に高い標高にある測候所がありました。1943年に設置され、1991年に自動化され無人となり、1994年に名称が剣山観測所に変更された。高層気象観測の技術革新により、2001年に廃止されたが、建物や屋外の観測機器の多くは今でも撤去されていない。(ウィキペディアより)
その記録を見ると1984年には「降雪の深さ合計802㎝ 積雪292㎝(2/1)」を記録。
とか、
65年3月、測候所員が通信線の点検中に雪崩に遭って殉職。
など南の山と思えない記録があります。
上記の積雪記録(ダントツで凄い記録ですが)はおそらく山頂付近の記録なので、日の当たらない北斜面の谷や吹きだまりはもっと雪が積もっていることも考えられます。
実際冬に登ると笹の上に積もった雪が全層雪崩で崩れている場面に出会ったりもするので、この山域を滑る場合油断は出来ません。
この本にも
四国での(石鎚山系)事故例が2つも載っています。
こんな積雪量なので4月や遅い年は5月に入っても雪に出会える。
以外と知られていない四国の山の面白いところなのです。
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