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Posted by naturum at

2011年07月07日

吉野川ガイド 下流⑨ 第十堰から海へ


大きな地図で見る
大きな地図で見てください。

ここから先は海!潮があがってきます。
ということは、引き潮に乗って進むと楽なのです。

第十堰で潮の引きはじめを待ちスタートここから海まで約15キロ!
もちろん瀬は無く進むのみ。ここも地図を見ながら現在地を把握すると良いです。

このエリアの魅力はなんと言っても干潟。近くに街があると思えない生き物の多さはすごい。
吉野川の広大な干潟もまた遺産級のモノなのです。

進むにつれて海鳥の姿が見え、確実に川から海へと景色が変わっていきます。

そして川幅の広さも広すぎ!右岸には徳島の眉山や駅前のそごうが見え街に入ったことを実感します。
最後のゴールは左岸を回り込み小松海岸が上陸しやすいので左岸に沿って進むと良いかと思われます。

いくつか橋をこえ、目の前が完全に開けたら海!!!

天気がよければ正面には和歌山や紀伊山地が見えます。
うねりが入ってきてるとさすがに海に出れないのでその辺りは様子を見て。
左岸のテトラポットを回り込み少し進むと小松海岸のビーチがあり上陸可能。
駐車場やトイレもあり快適。

川から海に出るのって意外と感動的なのです。

毎年秋には阿波池田〜海までの約80キロ、3泊4日の吉野川エクスペディションツアーも開催しています。
のんびりだけどガッツリ。吉野川を旅してみませんか?初心者でも大丈夫ですよ。
昔の人もこの道を物流の場として船で旅していたのだから。

てなわけで、早明浦ダム〜池田ダムまでの上流編①から⑤、池田ダム〜海までの下流編①から⑨までとして、
我がホームリバー吉野川を不定期に長々と上流から海まで解説してみました。
もちろん書ききれないこともたっぷりあります。
気になる方はお気軽にお尋ねください。

ただ、増水などで川の状況は変化するし、トラブルの可能性もあります。
下るのはあくまでも自己責任で。  


Posted by トリップ at 16:09Comments(0)四国の川下り

2011年07月07日

吉野川ガイド 下流⑧ 阿波川島〜第十堰


大きな地図で見る
大きな地図で見てください。

ここから先はロングツーリングコース。瀬という所もほとんどなく流れがある程度。
第十堰までは10キロちょっとのツーリング。

阿波川島の潜水橋をスタートし流れに乗って進んでいくと一つ目の堰『柿原堰』に行き着きます。
さすがに下れないのでカヌーを担いでポーテージ。
堰の下は少し瀬になっていることもあるのでどこから再出発するかは下見しておいた方が良いかも。

さらに進むと川幅はどんどん広くなります。
地図を持って橋を目印に進んでいくのがいいかと思われます。
トイレも河川敷に所々あるので女性にも安心。

ずっーと進むと途中に最後の潜水橋がありそれを超えると第十堰までもう少し。
堰手前の左岸には旧吉野川に流れ込む水門があるので近づかないように。

そして前方に見えてくるのが、自然と調和し250年の歴史を誇る遺産級の巨大建造物『吉野川第十堰』。
航空写真にもはっきり写ってます。

右岸から上陸可能。ちなみにこの第十堰の下は手長えびポイントね。  


Posted by トリップ at 15:40Comments(0)四国の川下り

2011年07月06日

おしごとおしごと

今日は『川と人とのふれあい』をテーマにした講師のお仕事へ。

トリップの紹介と川遊びについて、川の流れについて、
カヌーという視点から歴史や文化を見る。などなどお話をしました。


普段考えていることなんかをなるべくブログへアウトプットしていって、その中から使えそうなネタをテーマに合わせてアレンジして写真を加えたりしてこのような仕事のときにお話しできるようにしようと思っている。


でも、今回は1時間半。お話を頂いたときは、長っ。
と思ったけど、何とか無事終了。ふう。

ただ話をするのは好きだけど、得意じゃないのでうまくお伝えできたのやら。
思っていたほどうまくお伝えできない部分もあったかと思われますが、来ていただいた皆様ありがとうございました。

また続きは来週!

このようなお仕事もお受けできますので何かあればよろしくどうぞ〜。  


Posted by トリップ at 19:00Comments(0)

2011年07月01日

エネルギーと川

明日は17時からベースにて映画『祝の島』の野外上映会!
午前中は通常ツアーを開催しておりますが午後からは会場設営など行っています。
まだまだ参加可能ですのでどうぞ。

今回の映画『祝の島』の舞台、山口県の上関では本格的な工事はストップしたものの、地質調査は続いているという。
そして、こないだ祝島でも原発反対の1100回目のデモが行われた。原発建設計画が発表された1982年から毎週、ずっと。


震災以降『見えないようになっていたもの』が次々と現れてきたように感じる今の日本。

個人的には声を大きくして『反対!』というタチではないけど、賛成や反対は抜きに原子力自体が減少し、自然で再生可能なエネルギーに変わっているのが世界の流れかと思われる。


水が動くと流れができて、流れがあるとメインフローが出来る。そしてメインじゃない流れが出来る。

カヌーで川を下る場合、このメインの流れに乗って行くと安全でひっくり返りにくい。『川を読む』とも言う。
この流れの道をエスコートして安全に楽しんでもらうのが僕ら川のガイドの仕事。
(川の流れを読むことに関してはイベント、『川のリスクマネジメント講習会』を開催してます!一応宣伝も)


世界のメインフローに乗っていないように思える日本。カヌーの先をもう少しメインに向け漕がなくては、と思う。


環境先進国ドイツでは2050年までに国内電力の100%を再生可能エネルギーに転換すると。2022年までに国内の原発全廃すると。

フランスでは2020年以降新築建造物のすべてに再生可能エネルギーを生産できる設置することを義務化すると。

デンマークは風力発電で世界の市場の約半分を占めていると。アメリカはカリフォルニア州でも風力発電が盛んと。

UAEではアブダビに中東最大の太陽光発電施設を建設と。

ブラジルではサトウキビを原料にバイオエタノールが浸透していると。

タイでもバイオエタノールに力を入れていると。

ニュージーランドでは既に水力60%、地熱10%で全電力の70%を自然エネルギーでまかなっていると。

ケニアでは地熱発電と。

中国でも再生可能エネルギーの生産額や設備容量が世界トップクラスに急成長と。ただ消費量も世界一。


いろいろ理由や問題はあるけど、日本はと言うと。
2020年代(代っていうのが曖昧な)には自然エネルギーを全発電量の20%以上にする。と首相は明言。

一方でソフトバンク社長は自然エネルギー財団の設立を発表し、休耕地などに太陽光パネルを設置したりするという。
メインフローに向かって漕げない『行政』には舵取りを任せておけない!と言ってるようなものなのか。


そして、日本の川はというと。

本流はダムがあり支流に入ると至る所に砂防堤防。
街の川はコンクリートのドブ川で、ただの溝。少し田舎に行くと水のない川がある。

危ないから入っては行けませんという看板があったり、そもそも水が汚かったり、無かったり。
普通じゃない川の姿に興味すらない人が増え、本当の川の姿が『見えない』ような現状になっている。


『アウトドア』を駆使して、

街に暮らす人にも気軽にカジュアルに、

トリップというフィルターを通して、

吉野川や四国の川を舞台に、『見えないようになってしまった』日本の川を、

見やすくしようじゃねぃか!


というコンセプトでツアーやいろんな活動をやっていきたいと思っています。

そして自分も川・川・川・川・川・海・川と一週間、水に浸かりまくるのだ。  


Posted by トリップ at 10:38Comments(4)コラムてきな