2011年12月29日
警告
吉野川水系のキレイな渓谷。

雑木林で落ち葉が積み重なってふっくらした土、そしてスポンジみたいなコケ。
でも、ほとんどの支流はこんな風景ではない。

荒れた渓谷。

少し下流に来てもこんな感じ。水がない。
森を伐採して、ダムや堰堤をつくって、ダッーと雨が降ったら、 ゴォーと増水して土砂が流れる川が多い。
川のことをもっと興味を持たないと。。。
山登りをしていると、植林の多さ、堰堤の多さにビックリする。
海から川からカヌーの目線で陸を見てもそれに気づく。
海に潜っても海草類の少なさに海の中にも緑化が必要だと気づく。
ダムの考え方はだいぶ変わってきたと思われる今日この頃。そこに例のダムのニュース。
僕が大学生だった頃、ちょうどダムの問題は熱くなっている頃だった。
そのころ大学の勉強はそっちのけで、これ系の本は特に読みまくった。卒論もエコツーリズムと川のことだった。
旧建設省が河川法を改正して、その精神に環境を重視することと住民対話をいれたのが97年。
長野県知事の脱ダム宣言が01年。
長良川可動堰、諫早湾、吉野川・・・。いろいろあり世の中の考え方が変わり始めたのを実感した時だった。
その頃に将来は川で何か仕事をしたいと思うようになった。
いろんなアウトドア活動をやっていたけど山でも海でもなく「川」だと思うようになったのはこの頃。
なのでいわゆる普通に就職の選択肢はなかった。どうしたら生活できる収入が「川」で得ることが出来るかを考えた。
そうして今に至っている。
「川」に関するニュースは特に敏感に反応してしまう。
山と海をつなぐ「川」が主な仕事場。だけど川だけカヌーだけじゃないガイドでありたい。
僕は川のいい所と同時に悪い所もガイドするつもり。
雑木林で落ち葉が積み重なってふっくらした土、そしてスポンジみたいなコケ。
でも、ほとんどの支流はこんな風景ではない。
荒れた渓谷。
少し下流に来てもこんな感じ。水がない。
森を伐採して、ダムや堰堤をつくって、ダッーと雨が降ったら、 ゴォーと増水して土砂が流れる川が多い。
川のことをもっと興味を持たないと。。。
山登りをしていると、植林の多さ、堰堤の多さにビックリする。
海から川からカヌーの目線で陸を見てもそれに気づく。
海に潜っても海草類の少なさに海の中にも緑化が必要だと気づく。
ダムの考え方はだいぶ変わってきたと思われる今日この頃。そこに例のダムのニュース。
僕が大学生だった頃、ちょうどダムの問題は熱くなっている頃だった。
そのころ大学の勉強はそっちのけで、これ系の本は特に読みまくった。卒論もエコツーリズムと川のことだった。
旧建設省が河川法を改正して、その精神に環境を重視することと住民対話をいれたのが97年。
長野県知事の脱ダム宣言が01年。
長良川可動堰、諫早湾、吉野川・・・。いろいろあり世の中の考え方が変わり始めたのを実感した時だった。
その頃に将来は川で何か仕事をしたいと思うようになった。
いろんなアウトドア活動をやっていたけど山でも海でもなく「川」だと思うようになったのはこの頃。
なのでいわゆる普通に就職の選択肢はなかった。どうしたら生活できる収入が「川」で得ることが出来るかを考えた。
そうして今に至っている。
「川」に関するニュースは特に敏感に反応してしまう。
山と海をつなぐ「川」が主な仕事場。だけど川だけカヌーだけじゃないガイドでありたい。
僕は川のいい所と同時に悪い所もガイドするつもり。
2011年12月22日
我が社のCSRはですな
企業という規模では全くないですが・・・。
トリップのCSR(企業の社会的責任)はと言うと。
川と人の距離を近づけること。とか言ってますが。もう一つ。
社会に迷惑をかけないこと。
さらに詳しく言うとその核心部は、カヌーイストと釣り人との関係。

トリップ的には釣り人がいた場合、挨拶(会釈)もしくは川幅が広ければなるべく離れた流れを通る。もしくは通らない(ポーテージ)。
なぜなら、迷惑をかけたくないから。問題は起こしたくないから。
この国では、漁協は立場が上。釣り人も上(そうでない人も多いけど)。な雰囲気が漂っている。
そこを攻略するには少人数での行動がよいと思う。なのでツアーは少人数制。
人の入り込み数を制限している国立公園みたいなものと考えている。
レジャーとしてカヌーを個人で楽しむ場合を想定したツアースタイルにしている。
もちろん大人数も楽しいけどね。
という訳で、今までこの周辺でトラブルはまだ経験していない。むしろいい釣り人が多い気がする。
今まで長い間、何かと問題の多い大歩危小歩危でやっていたからこの問題は特に注意している。
対立してもしかたない。川は誰のものでもない。
お互いルールを守れば。
幸いカヌー人口が少ないからまだいいものの、もし増えるようなことが起こるとサーファーのローカルルールみたいな約束事が増えるんだろうと思われる。
目指すは、水が豊富で魚が多い川。
釣り人もカヌーイストも多い川。それがいい川。
「すいません。通してくださ〜い。 釣れますか?」
「大漁やー!魚いるか?」
「いるいる。ありがとー。おっちゃん」
理想的な正しい、川での会話は。こうじゃないか!
トリップのCSR(企業の社会的責任)はと言うと。
川と人の距離を近づけること。とか言ってますが。もう一つ。
社会に迷惑をかけないこと。
さらに詳しく言うとその核心部は、カヌーイストと釣り人との関係。
トリップ的には釣り人がいた場合、挨拶(会釈)もしくは川幅が広ければなるべく離れた流れを通る。もしくは通らない(ポーテージ)。
なぜなら、迷惑をかけたくないから。問題は起こしたくないから。
この国では、漁協は立場が上。釣り人も上(そうでない人も多いけど)。な雰囲気が漂っている。
そこを攻略するには少人数での行動がよいと思う。なのでツアーは少人数制。
人の入り込み数を制限している国立公園みたいなものと考えている。
レジャーとしてカヌーを個人で楽しむ場合を想定したツアースタイルにしている。
もちろん大人数も楽しいけどね。
という訳で、今までこの周辺でトラブルはまだ経験していない。むしろいい釣り人が多い気がする。
今まで長い間、何かと問題の多い大歩危小歩危でやっていたからこの問題は特に注意している。
対立してもしかたない。川は誰のものでもない。
お互いルールを守れば。
幸いカヌー人口が少ないからまだいいものの、もし増えるようなことが起こるとサーファーのローカルルールみたいな約束事が増えるんだろうと思われる。
目指すは、水が豊富で魚が多い川。
釣り人もカヌーイストも多い川。それがいい川。
「すいません。通してくださ〜い。 釣れますか?」
「大漁やー!魚いるか?」
「いるいる。ありがとー。おっちゃん」
理想的な正しい、川での会話は。こうじゃないか!
2011年12月19日
次郎笈
天気はこの後よくなるので、ガスのなかガシガシ登って行く。

振り返って写真を一枚。手袋をはずすと風で手が痛い。鼻がとれそうだった。

頂上に着くも何も見えず。1時間ほど座ってモグモグしながら待っていると。

太陽が見え始めた。奥には太平洋がみえる。

上はガスが抜け始めてきた。剣山や一の森が見えてくる。

地べたにカメラを置いて記念写真。そして下山しようと思ったときに。

ブロッケンだ〜!!

せっかくなので剣山にも寄ってみる。こっちは登山者がちらほらといる。

雲海と絶景。風も止み気持ちいいので舞台でまたゆっくり休憩。
充実の山行でした。

振り返って写真を一枚。手袋をはずすと風で手が痛い。鼻がとれそうだった。
頂上に着くも何も見えず。1時間ほど座ってモグモグしながら待っていると。

太陽が見え始めた。奥には太平洋がみえる。
上はガスが抜け始めてきた。剣山や一の森が見えてくる。
地べたにカメラを置いて記念写真。そして下山しようと思ったときに。
ブロッケンだ〜!!
せっかくなので剣山にも寄ってみる。こっちは登山者がちらほらといる。
雲海と絶景。風も止み気持ちいいので舞台でまたゆっくり休憩。
充実の山行でした。
2011年12月16日
四国・吉野川
何にもないところがいい。四国。
人口密度の低さがいい。神戸から淡路島を通り四国に入るとその明かりの少なさにホッとする。
四国全体で兵庫県ぐらいの人口だったような。
中国地方にはない高い山、世界に誇る多島海の瀬戸内海に太平洋、そして水温が高く水量のある川。
都市機能や流行からはみ出したような未開の地が続きます。
そしてこの吉野川沿いには生活する分には十分な小さな町(昔の港町)が点在しています。
高速道路が発達して関西からも近く、自給自足的な「農」のある暮らしを送る人、カヌーやサーフィンなどアウトドアなライフスタイルで生活する人、自然にインスパイアされてクリエイティブな活動に取り組む人、本州に住んでるけど週末四国通いな人など、自由で新しいライフスタイルを送る人増えているように思います。
そんな「ご縁」は特に大事にしたいと思っています。
そして、この何もない流域に所々いい感じの明かりを放つ場所があれば面白いだろうと思っています。
知り合いや友達の友達と友達になって、フィールドに出かけたり、ビジネスが生まれたり。
ひとまず来年は「人が集まる会」的なイベントを何回か開催しようかと考え中。
気になる方は、知り合いも連れてぜひ来てね。

本業何屋さんか分からなくなりそうだけど、まあいいや。
人口密度の低さがいい。神戸から淡路島を通り四国に入るとその明かりの少なさにホッとする。
四国全体で兵庫県ぐらいの人口だったような。
中国地方にはない高い山、世界に誇る多島海の瀬戸内海に太平洋、そして水温が高く水量のある川。
都市機能や流行からはみ出したような未開の地が続きます。
そしてこの吉野川沿いには生活する分には十分な小さな町(昔の港町)が点在しています。
高速道路が発達して関西からも近く、自給自足的な「農」のある暮らしを送る人、カヌーやサーフィンなどアウトドアなライフスタイルで生活する人、自然にインスパイアされてクリエイティブな活動に取り組む人、本州に住んでるけど週末四国通いな人など、自由で新しいライフスタイルを送る人増えているように思います。
そんな「ご縁」は特に大事にしたいと思っています。
そして、この何もない流域に所々いい感じの明かりを放つ場所があれば面白いだろうと思っています。
知り合いや友達の友達と友達になって、フィールドに出かけたり、ビジネスが生まれたり。
ひとまず来年は「人が集まる会」的なイベントを何回か開催しようかと考え中。
気になる方は、知り合いも連れてぜひ来てね。

本業何屋さんか分からなくなりそうだけど、まあいいや。
2011年12月10日
熊肉
この脂肪、今まで触ったことのないような筋肉質な弾力。
レアもの、熊肉を食べた。
処理の仕方でかなり味が変わるようだけど、これは臭みもなくすごく美味しく頂けたのでした。
Posted by トリップ at
07:03
│Comments(0)
2011年12月05日
多摩川源流トレッキング
徳島から車を飛ばし関東へ。
多摩川源流トレッキングに行ってきました。

そして。
雪も散らつくなか登山口近くのキャンプ場で滞在し、とあるメンバーとのんびり焚火キャンプ。
今回はPIOのイベント『多摩川はじめの一滴(KIKIもいっしょ)』。
モデル・女優のKIKIちゃんも一緒に多摩川の源流に行って、最初の一滴でコーヒーを淹れよう。という企画。
そのランチにと、徳島の食材を買い込みトリップバーガー改めPIOバーガーを作りに、いや遊びに行ってきたのでした。
コーヒーは横浜・根岸の「Three Penguinz Coffee & Roaster(スリー・ペンギンズ・コーヒー&ロースター」の河村さんがオリジナル・タルサタイムブレンドを淹れてくれて、さらに事務局の安部さんが次々に美味しいものを作ってくれる。という何とも至れり尽くせりなイベントだったのです。
なので、完全に僕らも楽しむモード!しゃべって、食べて、飲んで、山も行って。しっかり楽しんできました。




雨、そして寒かったけど、参加された皆様、スタッフの皆様、代表の堀田さん、おつかれさまでした!
そして、KIKIちゃんありがとう。
多摩川源流トレッキングに行ってきました。
そして。
雪も散らつくなか登山口近くのキャンプ場で滞在し、とあるメンバーとのんびり焚火キャンプ。
今回はPIOのイベント『多摩川はじめの一滴(KIKIもいっしょ)』。
モデル・女優のKIKIちゃんも一緒に多摩川の源流に行って、最初の一滴でコーヒーを淹れよう。という企画。
そのランチにと、徳島の食材を買い込みトリップバーガー改めPIOバーガーを作りに、いや遊びに行ってきたのでした。
コーヒーは横浜・根岸の「Three Penguinz Coffee & Roaster(スリー・ペンギンズ・コーヒー&ロースター」の河村さんがオリジナル・タルサタイムブレンドを淹れてくれて、さらに事務局の安部さんが次々に美味しいものを作ってくれる。という何とも至れり尽くせりなイベントだったのです。
なので、完全に僕らも楽しむモード!しゃべって、食べて、飲んで、山も行って。しっかり楽しんできました。

雨、そして寒かったけど、参加された皆様、スタッフの皆様、代表の堀田さん、おつかれさまでした!
そして、KIKIちゃんありがとう。
2011年12月01日
今シーズンツアー終了
11/30をもって今シーズンのツアー・ロッジの営業を終了します。
お越し頂いた皆様本当にありがとうございます。
また来シーズン、あれやこれやとイメージしていることがあるのでじっくり準備を進めたいと思っています。
12月はインドア派に過ごしてしまいそうな気もしますが、少しお出かけもします。
あとは、12月の最後の方にはささやかながら忘年会的な集まりも考え中。
と言う訳で、来シーズンもよろしくお願い致します。
ブログは不定期になるかとは思いますが(ネット環境がない場所にいることが多いので)、なるべく発信します。
そう。考えてみれば。
もっと『カヌーツーリング』をもっと当たり前に楽しむ環境をつくる!のがトリップの目的。
歩くように、走るように、自転車乗るように、カヌーに乗る。
トレッキング、トレイルランニング、サイクリング、カヌーツーリング。
全部誰でも出来ます。
荷物を持って外に出かける。と言う共通の行為。
その中のカヌーの分野をもう少し一般的にしたい。と言う思いで日頃ツアーを行っています。
ぜひ、興味のある人はまわりの人達を連れ出してみてください。
まずは気軽にツアーに。
フネを持っていて個人で連れ出したいけど不安な人向けなイベントも開催しています。
川ならまずは同じ場所を何回も下ると何か見えてくると思います。行ったら危ないかそうでないかの境界線がだんだん見えてきます。
川があまりに人々に興味を持たれていない。と思われるこの現在なのでこの仕事を続けて行きたいと思ってます。
カヌーや川遊び。海や山遊び。いいっすよ。
なので、何かしら発信します。
お越し頂いた皆様本当にありがとうございます。
また来シーズン、あれやこれやとイメージしていることがあるのでじっくり準備を進めたいと思っています。
12月はインドア派に過ごしてしまいそうな気もしますが、少しお出かけもします。
あとは、12月の最後の方にはささやかながら忘年会的な集まりも考え中。
と言う訳で、来シーズンもよろしくお願い致します。
ブログは不定期になるかとは思いますが(ネット環境がない場所にいることが多いので)、なるべく発信します。
そう。考えてみれば。
もっと『カヌーツーリング』をもっと当たり前に楽しむ環境をつくる!のがトリップの目的。
歩くように、走るように、自転車乗るように、カヌーに乗る。
トレッキング、トレイルランニング、サイクリング、カヌーツーリング。
全部誰でも出来ます。
荷物を持って外に出かける。と言う共通の行為。
その中のカヌーの分野をもう少し一般的にしたい。と言う思いで日頃ツアーを行っています。
ぜひ、興味のある人はまわりの人達を連れ出してみてください。
まずは気軽にツアーに。
フネを持っていて個人で連れ出したいけど不安な人向けなイベントも開催しています。
川ならまずは同じ場所を何回も下ると何か見えてくると思います。行ったら危ないかそうでないかの境界線がだんだん見えてきます。
川があまりに人々に興味を持たれていない。と思われるこの現在なのでこの仕事を続けて行きたいと思ってます。
カヌーや川遊び。海や山遊び。いいっすよ。
なので、何かしら発信します。