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2011年01月24日

匂い

いい感じで寒波が続いてますね。
毎日山の状態が気になり朝の天気図やライブカメラを見てイメージだけで行った気分になっている今日この頃、山には行かず数日間ほっつき歩いていました。

図書館にこもったり、某会合にて深夜まで飲んだり、鮎喰川でキャンプしている人の所に遊びに行ったり、川の大先輩野田知佑さんとしゃべったり。

とある会合にて川漁師の方に頂いた吉野川産の川のり
匂い

漁師さんをはじめ長年吉野川に関わっている人の話を聞いたり、野田さんの話を聞いたりしてると、
人と川との距離が離れているという今の時代のこの状況を何とかせないかんなと思う。
そういえばこのブログも『川と人の距離感を近づける』なんて言う事をコンセプトにしている。

個人的にはこの距離感を近づけるための手段は『遊び』の中にあるんだろうと思っている。
『遊び』が仕事になったり学問になったりということはよくあるし、そこから繋がりが生まれることも多い。

川遊びを通して、Tripとしてプロのガイドとして川の仕事としてさせてもらっているが、もちろん山も行くし海も行く。どれも同じで境界線はないと思っている。

そんな中、川やアウトドアでの『遊び』に必要なのは『嗅覚』じゃないのかと思ったりする。

個人的には今の時期、山滑りが主な遊びなので、山のことが気になってしょうがない。
幸いにもインターネットが発達しているので全国の山の状況が見れるし、それと天気図をあわせて、
山の状態を推測することも出来る。そして今までボチボチと山に行き続けた経験をもとに『良さそう』
な匂いのするほうに行く。

川や海だと地図や現地をざっと見回して魚のいそうな場所をだいたい当てることも出来るし、
あそこは「危なそう」や「大丈夫そう」という匂いもだいたい嗅ぎ分けることもできる。

遥か昔に太平洋の島々にカヌーで拡散した頃の人は、風や星やいろんなものをヒントに物凄い嗅覚を持って航海したのだろう。

子供が川で遊ばなくなったというけど、少なからず子供の頃から外で遊び続けている大人も多い。
そんな僕も物心ついた時から魚釣りや潜りに明け暮れていて、学校が始まる前に釣りに行ったり、休日は出かけたっきり家に帰らないこともしばしば。こんな子供時代を過ごしてきた。
小学生の頃、朝登校して先生に「何で顔にウロコ付いてるの?」と言われた事だってある。

川や自然に接してきた大人がまた次の世代に遊び方を教えることも大事だけど、それを知らずに育ってしまった大人も楽しめる機会を増やさないといけない。

自分ももういい大人なので、これからは伝える側に回ろうとTripとして機会作りをやっているし、時間を見つけて外にもでている。

上手く文字に出来ない、この『匂い』の嗅ぎ分けは大事だと思う。


ただ最近年齢と共に、若干体からカレーの匂いも発してきたみたいなのでそっちも気をつけようと思う。





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この記事へのコメント
野田さん お元気でしたか?
何年かお会いしてませんが 日和佐のスーパーの前で
すれ違って以来かな?

いつぞや行った四万十川のカヤックキャンプ 楽しかったです。

あ、そうそう 昨年の12月初めに香川県まんのう町で行われた
トレイルランでは 牛尾君のモンベル時代のお客さんで
独立したことを知っている方、高松在住 にお会いしました。

世間は狭いですね。
Posted by kaneko at 2011年01月24日 19:05
誰だ~。このブログも見ておられそうな。
Posted by trip at 2011年01月26日 15:48
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