2011年05月14日
吉野川ガイド 上流⑤ 阿波川口~池田ダム
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大きな地図で見てください。
阿波川口から池田ダムまでは大きな瀬もなくなり下りやすい吉野川に戻ります。瀬も流れがあるだけで岩壁に当たる流れを避けて行けば入門コースに最適。景色もよし。
阿波川口の下り口はR32号から旧道に入った左岸側。国道からも見える大きな駐車場に車を停められます。
ただしラフティングシーズンはボートの上げ下ろしや、そのお客さんでごった返すので迷惑にならないように出発するのが無難。ラフティング会社同士のルールもあるので河原には車を置かず上の駐車場に停めるのがよい。
ただし祖谷口駅あたりの祖谷川との合流手前の瀬が終わるとほぼ池田ダムなので長い瀞場。それも楽しむつもりで。このエリアも池田ダムの流入量をみて行くとよい。水量が少ないとフネの底を擦るかも。
上がるのは地図の吉野川運動公園からが駐車場も大きく便利。
ちなみに池田ダムがなかった頃の時代は祖谷口まで海から帆船があがって来ていたそうな。
数十年前の話。その頃は水量ももっと多かったらしい。山がしっかりとダムの役割をして保水したっぷりの水量を保っていたのだ。
その時代に下ったり潜ったりしてみたいもの。
2011年05月06日
吉野川最後の渡し舟
川を下っているとこのような古い木の杭によく出会う。
この川に橋が無かった頃、至る所にあった渡し舟の船着場だったのか。
今、吉野川水系に残っている渡し舟は1つだけ。
長原渡船。
奥に見える対岸まで現役で人を運んでいる。
昔の人の視点で、激しい所をガッツリ、完全にだらけて、長距離をフィットネスで、魚を追いかけて、野外料理メインで、浮き輪で、泳いで、 いろんなやり方で、目線で川を下ろうと思う。
2011年04月25日
吉野川ガイド 上流④ 大歩危~阿波川口
このエリアが日本の商業ラフティングの最高峰。『小歩危コース』
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スタートはリバーステーションWESTWESTの少し上流左岸のスロープ(通称:ドウトコ)が一般的。
このエリアも下るのはプロに任せてざざっと瀬の名前のみ紹介します。
人により呼び方が違いますが、上流から
『鉄橋の瀬』
『森囲いの瀬』
『2段の瀬』
『大滝の瀬』
『曲がり戸の瀬』
『鮎戸(アド)の瀬』
特に大きな瀬がこの6つ。
河川工事が多く水量の少ない川が多い日本で、工事もあまりされておらず夏の豊富な水量はキセキ的。日本の遺産です。一度は下っておきたい場所。ちなみにこのコース内で(通常水位の時)一番深い場所は-17mありました。僕が潜って水深計で測ったので確か。
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スタートはリバーステーションWESTWESTの少し上流左岸のスロープ(通称:ドウトコ)が一般的。
このエリアも下るのはプロに任せてざざっと瀬の名前のみ紹介します。
人により呼び方が違いますが、上流から
『鉄橋の瀬』
『森囲いの瀬』
『2段の瀬』
『大滝の瀬』
『曲がり戸の瀬』
『鮎戸(アド)の瀬』
特に大きな瀬がこの6つ。
河川工事が多く水量の少ない川が多い日本で、工事もあまりされておらず夏の豊富な水量はキセキ的。日本の遺産です。一度は下っておきたい場所。ちなみにこのコース内で(通常水位の時)一番深い場所は-17mありました。僕が潜って水深計で測ったので確か。
2011年04月25日
吉野川ガイド 上流③ 豊永~大歩危
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大きな地図で見てください。
ここから下流が一般的な商業ラフティングのコースになります。
連れて行ってくれる会社の数も20数社あります。
自信のない人はプロのガイドに任せてラフティングで楽しむのが無難。
豊永~土佐岩原までが一般的に言う『大歩危コース』各社半日のコースが開催されています。
ざざっと、上から。
『豊永上段の瀬』
『豊永下段の瀬』
少し進んで、
『3段の瀬』←このコース最大の難所。
『岩原の瀬』
と続きゴール。
左岸のモンベルの事務所下の河原から上陸できます。
この上陸ポイントはトイレ・水場のある無料のキャンプ場になっているのでキャンプもおススメ。
ただし、ラフティングシーズンはボートの上げ下ろしで騒がしい。
そして、岩原~大歩危あたりまでも増水時のコースとなることが多いですがもちろん普段も下れます。
ちょうど高知と徳島の県境の下に見えるのが『国境の瀬』
いくつか瀬が続き大歩危峡へと入っていきます。
個人で下る場合、大歩危峡は遊覧船があり邪魔になることもあるので要注意。
何箇所か上陸ポイントはありますが、説明しにくいので省きます。
2011年04月25日
吉野川ガイド 上流② 大豊~豊永
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詳しくは大きな地図で見てください。
大豊IC付近からJR土讃線豊永駅エリア。
大豊から穴内川合流までのエリア。
立川川合流地点からR32号線穴内川合流地点まではあまり大きな瀬は無く、比較的のんびり下れるエリア。
しっかり瀬を見てから下ると長いカヌーでのツーリングも可能。
この区間フネの上げ下ろしできる場所が少ないです。
立川川から穴内川までは旧道を車で通ると川の状況も見えます。
半日でも下れますが広い河原も多いのでのんびり1日で下っても楽しめます。
このあたりから本流は南から北へと流れを変え、深い峡谷へと入っていきます。
そして、穴内川合流から豊永までのエリア。
少し瀬もありホワイトウォーター入門にはぴったりなコース。
合流を出発すると早速瀬が出てきます。前半は小さな瀬がいくつかあり楽しめるコース。
地図上の郵便局(豊永局)の手前の左岸には小さな流れ込みがあり、奥に行くと奥大田渓谷があり暑い季節休憩し川を散策するのには最適。
下流には大田口の集落があり赤い橋が見えます。ちょうどR32号線沿い大田口カフェの下あたりで少し川がカーブ。そしてカーブの最後にこのコースでは一番大きな瀬、通称『犬鳴きの瀬』があります。
道路からは見えないですが、右岸側にいったん上陸すると河原からはじっくり見ることができます。
そしてこの瀬が終わると長い瀞場が豊永駅まで続きます。
この区間も上げ下ろしできる場所が少ないので1日コースでゆっくり下るのがおススメです。
2011年04月18日
吉野川ガイド 上流① ダム下~大豊
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気になる方は大きな地図で見てください。
まずは上流の早明浦ダム~JR土讃線豊永駅あたりまでの蛇行しているエリア。
かなり長いエリアなのでまずはダム~高速大豊IC付近まで。
ここのエリアはホワイトウォーター入門に最適なエリアです。
ホワイトウォーター艇やダッキーで行くのがおススメ。Tripで使っている長い艇でツーリングも可能。
ただ、水量はダムの放水の影響に左右されるので、放水量により瀬はガラッと変わります。
基本的に、放水無しならカリカリ。50トンほどの放水があれば楽しめます。
まずはダム下からの半日コース。
ダム直下は右岸側の橋の下あたりから出艇可能。
少し下って右に地蔵寺川、左に汗見川が流れ込み、最初の瀬が『寺家の瀬』道路からも見えます。
瀬の前後左岸からも上げ下ろしできます。ダム下より便利。
ずっと下って右岸の本山町内嶺北高校と嶺北中央病院の間にある沈下橋の少し上流側にあるのが『寺家アドウェーブ』。40トン後半~60トンの放水があるとキレイな波ができ楽しめます。
フリースタイルカヤックの大会とかも行われる有名な場所です。
さらに下って左岸に帰全山公園と言うのがあり、ここで上陸すると約半日コースになります。
この公園の河原は無料のキャンプ場になっているのでキャンプも最高。
ここから下流は上陸できる場所数箇所ありますが説明しにくいのでずっと進んで山崎ダムまで。
約1日コース。山崎ダムまでは小さな瀬が続きます。途中には左岸の河原に牧場もありいい雰囲気。
山崎ダムが見えてきたら右岸の草むらに上陸できる場所があるのでそこから上陸。ダム下へとポーテージできます。
ここからまた小さな瀬が続きます。そして大豊IC付近でS字にカーブ。ここも雰囲気よし。
半日コースにするならこのS字を曲がり『みどりの時計台』が見えてきたら左岸の立川川合流地点で上陸できます。さらに進むならR32号線の橋の下、穴内川との合流地点右岸側から上陸すると1日コースに。
このあたりまでの西から東へと蛇行しながら流れているエリアは比較的穏やか。
ここから流れが阿波池田まで南から北へと向かいます。
この南北に流れる深い渓谷エリアが日本最高クラスの激流エリアとなります。
長々とスイマセン。続く。
2011年04月17日
吉野川本流完全ガイド 予告の巻
吉野川本流のカヌーで下れる部分をブログで海までガイドします。
気になる方は地図を付けるのでじっくり見てみてください。
まずは大きく2つに分けて池田ダムより上流を『上流』、それより下を『下流』と呼ぶことにします。
上流はホワイトウォーターエリア、下流はツーリングエリアと言う感じです。
『上流』をさらにざっくり分けると、
・早明浦ダム~JR土讃線豊永駅あたりまでの蛇行しているエリア。
・豊永駅~土佐岩原駅エリア。(通称オオボケ。ラフティングのお気軽半日コース)
・土佐岩原駅~大歩危峡エリア。
・大歩危峡~JR阿波川口駅エリア。(通称コボケ。日本で商業ラフティングで一番激しいエリア)
~この上の3エリアがいわゆるラフティングのコースです~
・阿波川口駅~池田ダムエリア。
と分かれます。
そして『下流』コースは比較的自由なコース取りが出来るためツーリング向きとなります。
上流から順番にフネの種類にもよりますが、だいたい2,3時間(半日コース)もしくは4,5時間(1日コース)で下れるコースでガイドします。ただし、下る行為は自己責任でお願いします。
今後ボチボチアップしていきますので興味ある方は参考までに。
気になる方は地図を付けるのでじっくり見てみてください。
まずは大きく2つに分けて池田ダムより上流を『上流』、それより下を『下流』と呼ぶことにします。
上流はホワイトウォーターエリア、下流はツーリングエリアと言う感じです。
『上流』をさらにざっくり分けると、
・早明浦ダム~JR土讃線豊永駅あたりまでの蛇行しているエリア。
・豊永駅~土佐岩原駅エリア。(通称オオボケ。ラフティングのお気軽半日コース)
・土佐岩原駅~大歩危峡エリア。
・大歩危峡~JR阿波川口駅エリア。(通称コボケ。日本で商業ラフティングで一番激しいエリア)
~この上の3エリアがいわゆるラフティングのコースです~
・阿波川口駅~池田ダムエリア。
と分かれます。
そして『下流』コースは比較的自由なコース取りが出来るためツーリング向きとなります。
上流から順番にフネの種類にもよりますが、だいたい2,3時間(半日コース)もしくは4,5時間(1日コース)で下れるコースでガイドします。ただし、下る行為は自己責任でお願いします。
今後ボチボチアップしていきますので興味ある方は参考までに。
2010年07月23日
Trip流カヌー遊び
『Trip 四国の川の案内人』では「安定性のある二人乗りカヌー」と「短めの一人乗りシーカヤック」を用意しており、
いずれも長さ4メートル台。私達は4メートル台のカヌーのことを通称『ヨンエム』と読んでいます。
短すぎるカヌーだと遊びが限られる。長すぎると遠征用みたい。
普通車にも載せやすく、気軽に使うにはもってこいのなのが4メートル台だと考えているからです。
これで行けるところは海でも小川でもどこでも出かけます。
ちょっとした海峡横断から、行けるかどうか怪しい魅力的な小川下りまで。
使用範囲の広さがこのカヌーの魅力です。
このカヌーの最大の特徴は寄り道が出来ること。なのです。
吉野川の場合。
荷物を持たなくても流域に街があるのでカヌーで行くグルメツアーや、
昔の港そして歴史を探索するツアー。
そして荷物が積めることも重要。
夏はマスクとシュノーケルを持って。
寒くなれば釣り道具を持って。
キャンプ道具を積み込んで河原でほっこりキャンプ
岸から行けない場所でまったり。
食べ物をいっぱい持ってぽっこり。
ビールを積んでプシュリ。
などなど、誰でも気軽に普段着で出来るのがポイント!
『Trip』では、いろんな寄り道が出来るヨンエムカヌーツアーを企画・運営・案内をしております。
山に行ってる山ガールの皆さん。
退職し新たな趣味を始める方。
子供連れのファミリー。(3歳から乗れます)
まだ乗ったことのない方、この夏デビューしましょうか。
いずれも長さ4メートル台。私達は4メートル台のカヌーのことを通称『ヨンエム』と読んでいます。
短すぎるカヌーだと遊びが限られる。長すぎると遠征用みたい。
普通車にも載せやすく、気軽に使うにはもってこいのなのが4メートル台だと考えているからです。
これで行けるところは海でも小川でもどこでも出かけます。
ちょっとした海峡横断から、行けるかどうか怪しい魅力的な小川下りまで。
使用範囲の広さがこのカヌーの魅力です。
このカヌーの最大の特徴は寄り道が出来ること。なのです。
吉野川の場合。
荷物を持たなくても流域に街があるのでカヌーで行くグルメツアーや、
昔の港そして歴史を探索するツアー。
そして荷物が積めることも重要。
夏はマスクとシュノーケルを持って。
寒くなれば釣り道具を持って。
キャンプ道具を積み込んで河原でほっこりキャンプ
岸から行けない場所でまったり。
食べ物をいっぱい持ってぽっこり。
ビールを積んでプシュリ。
などなど、誰でも気軽に普段着で出来るのがポイント!
『Trip』では、いろんな寄り道が出来るヨンエムカヌーツアーを企画・運営・案内をしております。
山に行ってる山ガールの皆さん。
退職し新たな趣味を始める方。
子供連れのファミリー。(3歳から乗れます)
まだ乗ったことのない方、この夏デビューしましょうか。
2010年07月01日
上八川川
仁淀川の支流、上八川川。194号線沿いに流れているので道路からもよく見えます。
道沿いに川に降りる場所もあるので川遊びにも最適。
少し水が増えると下れます。
仁淀川との合流の少し上流側に川の真ん中に写真のような岩があるので要注意。(2010年6月現在)
大きな岩がたくさんあるので、しっかり下見して下るのが良さそうです。
2010年06月27日
仁淀川
久しぶりに行ってきました、仁淀川。

四万十川に行こうという予定だったのだが南の梅雨前線からなるべく離れている仁淀川に予定変更。
普段より水量は多めだが雨にも降られず快適な旅となりました。
メンバーは「法螺吹き男爵堀田貴之」「Tripオオモリアイコ」が主役。
カメラマンに大村さん。水中にTripウシオタケシの計4人。
詳細はカヌーライフ7月号にて。
今回は上流の越知町の黒瀬キャンプ場の少し上流から出発。

オープンデッキカヌーに折りたたみ自転車を積み込み、ねっとりした水面を漕ぎ進む。

道の駅土佐和紙工芸村手前までまったり下ってきました。

ゴールの後は自転車を組み立てて。

スタートポイントに戻るのでした。

真剣に写真を撮るカメラマン大村さん。

と、夜のおかずの川エビを真剣に獲る私。
近々、Tripでも仁淀川ツアー開催の予定です。
準備ができ次第アップしたいと思います。
四万十川に行こうという予定だったのだが南の梅雨前線からなるべく離れている仁淀川に予定変更。
普段より水量は多めだが雨にも降られず快適な旅となりました。
メンバーは「法螺吹き男爵堀田貴之」「Tripオオモリアイコ」が主役。
カメラマンに大村さん。水中にTripウシオタケシの計4人。
詳細はカヌーライフ7月号にて。
今回は上流の越知町の黒瀬キャンプ場の少し上流から出発。
オープンデッキカヌーに折りたたみ自転車を積み込み、ねっとりした水面を漕ぎ進む。
道の駅土佐和紙工芸村手前までまったり下ってきました。
ゴールの後は自転車を組み立てて。
スタートポイントに戻るのでした。
真剣に写真を撮るカメラマン大村さん。
と、夜のおかずの川エビを真剣に獲る私。
近々、Tripでも仁淀川ツアー開催の予定です。
準備ができ次第アップしたいと思います。
2010年06月16日
穴吹川 川下り情報春夏編
最近、ちらほらと問合せを受けることがあるもので。
穴吹川を自分のカヌーで下ろうという方へ、川下り情報春夏編。
まず、問題は①水量と②漁期
①
比較的水量があるのは春。
夏場は基本的に水は少なく、瀬は間違いなく底を擦ります。
②
アユの漁期は6/1が解禁ですが、そのアユを放流するのがGW前になります。
しかし、放流したアユは川鵜の好物。(川鵜:他の鳥と違い潜って魚をとる厄介な鳥)
そのため、川鵜が川に近寄らないように、銀色のキラキラしたものをつけた釣り糸を川の両岸に渡しています。
それだけだと支障はないのですが、アユが集まりそうな瀬の中は、この糸が水面ギリギリのところにあり、カヌーイストには非常に危険なのです。
この糸を張る作業をするのが4月後半。
以上を考えると、単純にカヌーで穴吹川を下るには比較的暖かい4月がベストと言えます。
寂しいですが、現状です。
自然を壊し堰堤を作り、水量が減り、環境が変わり、魚が減り。
アユがおらんので放流。そして食べられないよう、あれやこれやと川鵜対策。
この負のスパイラルを何とかしなければいけませんな。
魚が多く、釣り人も多く、カヌーイストも多い川が理想の川。
そんなことを知るために、
①カヌーに乗りましょう。視点が変わります。
②水中眼鏡をつけて水中を見てみましょう。魚が見えます。
この2つ。これから夏のツアーのテーマです。ツアー参加の際は水中眼鏡をお忘れなく。
話はそれましたが、ちなみに4月まででしたらブルービラ穴吹下から吉野川本流までの約6キロも下れます。
それより上流となると浅い場所が多いのと降りる場所が限られるため下るのは難しいです。
ただ、増水すると剣峡あたりからクリーキーな感じで下れそうです。(上級者向け)
どうしてもこれから下りたい方は、本流合流地点の数百メートル上流からだと釣り人次第で下れそうです。
くれぐれも自己責任で。
ちなみに数年前に流れたこのCM。穴吹川です。
穴吹川を自分のカヌーで下ろうという方へ、川下り情報春夏編。
まず、問題は①水量と②漁期
①
比較的水量があるのは春。
夏場は基本的に水は少なく、瀬は間違いなく底を擦ります。
②
アユの漁期は6/1が解禁ですが、そのアユを放流するのがGW前になります。
しかし、放流したアユは川鵜の好物。(川鵜:他の鳥と違い潜って魚をとる厄介な鳥)
そのため、川鵜が川に近寄らないように、銀色のキラキラしたものをつけた釣り糸を川の両岸に渡しています。
それだけだと支障はないのですが、アユが集まりそうな瀬の中は、この糸が水面ギリギリのところにあり、カヌーイストには非常に危険なのです。
この糸を張る作業をするのが4月後半。
以上を考えると、単純にカヌーで穴吹川を下るには比較的暖かい4月がベストと言えます。
寂しいですが、現状です。
自然を壊し堰堤を作り、水量が減り、環境が変わり、魚が減り。
アユがおらんので放流。そして食べられないよう、あれやこれやと川鵜対策。
この負のスパイラルを何とかしなければいけませんな。
魚が多く、釣り人も多く、カヌーイストも多い川が理想の川。
そんなことを知るために、
①カヌーに乗りましょう。視点が変わります。
②水中眼鏡をつけて水中を見てみましょう。魚が見えます。
この2つ。これから夏のツアーのテーマです。ツアー参加の際は水中眼鏡をお忘れなく。
話はそれましたが、ちなみに4月まででしたらブルービラ穴吹下から吉野川本流までの約6キロも下れます。
それより上流となると浅い場所が多いのと降りる場所が限られるため下るのは難しいです。
ただ、増水すると剣峡あたりからクリーキーな感じで下れそうです。(上級者向け)
どうしてもこれから下りたい方は、本流合流地点の数百メートル上流からだと釣り人次第で下れそうです。
くれぐれも自己責任で。
ちなみに数年前に流れたこのCM。穴吹川です。
2010年04月22日
日本の川と水量そして吉野川
川を下る前にまずチェックしておきたいのは水量のこと。
水量の多さと安定度は流域面積の大きさに比例するようです。
ちなみに、四国の大きな川の流域面積を調べてみると。
吉野川3750km² 四万十川2270km² 仁淀川1560km²
いくら「香川県で渇水」とニュースで騒がれていても、自然の水の流入でラフティングやカヌーが楽しめる吉野川は、この流域面積の大きさにあるのかもしれません。
写真は吉野川下流にある最大の中州の島「善入寺島」。田んぼ部分の奥にも川が流れています。実際行ってみると島の大きさにビックリ。しかも大正初期までは約500戸3000人ほど住んでいたらしい。
で、
水量は一般的に「何トン(m³/s)」という言い方をします。慣れないとさっぱり分からないと思いますが・・・。
これに慣れるにはカヌーを楽しむホームリバーを持つことが一番かと思います。そうすると、水量を見ると川が想像できるようになります。
僕の場合吉野川を見る際、
詳しくはコチラ
まず、早明浦ダムの放水量を見ます。そして池田ダムの流入量と放水量を見ます。そうするとなんとなくイメージがわきます。
これに支流の流れ込みも加わるので雨量を気にしつつイメージ。さらに詳しく知りたい時は各地点の水位を見ます。
あと、早明浦ダムの貯水率も気になるところ。夏になり雨が少ないとこの貯水率が下がるので、当然放水量を調整します。
そんなことを踏まえ、どこを下ろうか考えます。
場所にも寄りますがフツーに川下りが楽しめる水量は50トン前後から120トン前後と言えます。
以上、参考までに。
個人の意見ですので、下る際は自己責任でお願いします。
2010年04月20日
吉野川
遅ればせながら、このブログで発信したいこと。を少しずつですが書いていきます。
特に、これからカヌーを始めよう。家族と川遊びに行こう。という方にはおススメかと思います。
ただ、個人の意見であるため、勉強不足・間違いも多々あると思うのでそのような際はやさしく指摘してください。
さらに、ここは良い!などの情報もお待ちしております。
目的
「フツーにカヌーを楽しむ人を増やす」
「自分のホーム、吉野川をもう少し有名に」
で、まずは写真の吉野川。
流域人口が多いのに、写真のとおり水質が良い川である。(写真は8月に本流某所で撮影)
プロフィール。
長さ194キロ。四国内では四万十川(196キロ)に次ぐ大河。全国では12番目の長さ。
流域面積では四国一。そして洪水時のピーク流量は利根川や信濃川を凌ぎ日本一だとか。
一般的にカヌーで下れる場所は早明浦ダムより下流になり、海までの区間どうしてもポーテージ(担いで歩く)しないと通れない場所が、上流から山崎ダム、池田ダム、柿原堰、第十堰と4つあります。
この区間の川下り情報は後程。
ちなみに、
「四国の気になる川」、を吉野川から四国を時計回りにあげてみました。
徳島
・吉野川・勝浦川・那賀川・海部川・日和佐川
高知
・野根川・奈半利川・安田川・安芸川・物部川・仁淀川・新庄川・伊与喜川・四万十川
愛媛
・肱川・加茂川
香川
・土器川
徐々にこれらの情報もアップしていきたいと思います。
気になるでしょ。